瑠美子

菜摘
瑠美子

「遠出をするので空気圧をチェックしたら、キャップが吹っ飛んでた」
「危ねえな」
「とりあえず、スタンドにあった適当なキャップで補修。本格的な修正は後で」

ももこ
瑠美子

菜摘

「遠くに橋が見える」
「以前は有料だったらしいんだけど、無料になったんだって」
「生活道路だから無料が当然の気がする」

瑠美子
菜摘

「橋を渡りきると、こんな標識が」
「他に見たことないな…………」

ももこ
菜摘
瑠美子
菜摘

「４箇所回ると、幸せになれるんだって」
「島の中に全部あるんだろうな」
「菜摘の幸せってなんなの？」
「なんだろうな…………？」

菜摘
ももこ
菜摘

「メイン会場到着。撮影準備」
「軽装なんだね」
「打ち上げ場所とかなり近いということで、もっとも広角に撮れる組み合わせを選択。実際はこれにワイコンを組み合わせて、画角は約18mm」

菜摘

ももこ
瑠美子

「花火打ち上げ場所と、メインステージは、９０度向きが違う」
「空いてるね」
「予想以上にね」

瑠美子
ももこ
菜摘

「地元ではメジャーなバンドみたい」
「地元じゃないから分からない」
「コミックバンドに見えるんだが」

菜摘
ももこ
瑠美子

「くっそぉ、18mmでも収まりきらない」
「見る分にはど迫力なんだけど」
「いったいどんなカメラ持ち出せばいいのよ」

ももこ
菜摘

「撮れたら結構綺麗だね」
「宮島と違い貧弱な機材なんだが、設定が細かくできるせいで予想以上に撮れる。これだからS30は手放せないんだとよ」

瑠美子
菜摘

「提灯がぶら下がってる」
「いかにも地方の祭りって感じだ」