ケイコ


菜摘
沙也香

「夏場や冬場は、普段夜まで開いてない
ところが臨時で開いたりする。今日は
それを狙いに行ってみよう」
「少々暗いかもしれないが、大丈夫か？」
「まあ、大丈夫だけど……」

菜摘
沙也香
ケイコ

「駐車場まで３０分。そこからはすぐ」
「人、多いですね」
「思っていたより多い」

菜摘
ケイコ
 

「持ってきてないですよね？」
「感度上限値で、F2.8通しズーム。無理なら
あきらめよう」

沙也香
菜摘
 

「冬のイルミネーションでしょうか」
「同じく市営の動物公園との、共通パスを
販売している。そのためか？」

沙也香
ケイコ
 

「奥のがステージですよね」
「さらに奥は温室。見頃の花があるので
先に行ってみよう」

菜摘
 
沙也香
ケイコ
沙也香

 

「見頃とアナウンスされていたサガリバナ。
名の通りの咲き方をする」
「引けないのが難点ですね」
「写真、詳しいの？」
「読モやってるんで撮られるのは慣れて
ますが、撮る側の機材も知識がついちゃい
ました」

ケイコ
 
菜摘

「オオオニバス。小学生ぐらいの子が
上に乗っているシーンがよく知られてる」
「体重制限あるんですよね（笑）」

沙也香

ケイコ
菜摘

「唐辛子だと子供が駆け寄ってきたけど、
調べたら本当にそうだった」
「どっかにハバネロないかな」
「ないと思います…………」

ケイコ

「夜間開園時期限定のオブジェかな」

沙也香
菜摘

「山を上がって、展望台に行きます」
「お目当ての物が見えればいいが」

ケイコ

菜摘

「近所の夜景。三脚がなかったけどまあ
撮れる範囲」
「お目当ての物は見えませんね」

菜摘
沙也香

「これですか」
「キャンドルの迷路ですね」

沙也香

「入ってみます」

ケイコ
沙也香

菜摘

「青いのはLEDみたいね」
「キャンドルの中に浮かび上がる人の姿。
かなり雰囲気出てる」
「迷路という割には迷わない（笑）」