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-2008/08/10 ひまわりとちょっとした事件-

 

菜摘

ももこ
 

「昨年はタイミングを逸したひまわり。
今年は早めに動く」
「早めに行けばいい、というものなの
かな…………」

 

ももこ
 

「左のすいかの裏側には顔が書いて
あるのかな?」

 

菜摘

「タイミングは完璧だ」

 

ももこ
菜摘
ももこ

菜摘

「遊んでく?」
「あいにくそんな歳じゃないからな」
「女の子はいつまでも遊び心持って
なきゃだめだよ」
「誰がだっ!?」

 

菜摘
ももこ
菜摘

「本気だと、三脚まで持ち出す」
「お姉ちゃんは本気じゃないってこと?」
「誰が姉ちゃんだ!?」

 

ももこ

菜摘

「左の方に見えた赤い屋根は展望台。
そこから撮ってみる」
「満開はちょっと過ぎたかもしれないな」

 

菜摘
ももこ

「さっきの反対側」
「あきれるほど広い」

 

ももこ

「暑いですねぇ」

 

菜摘

ももこ

「先ほどの場所とは違う部分に迷路が
あった」
「ひまわりに埋もれるみたい」

 

菜摘
 

「迷路っていうからには、一応分岐や
行き止まりはあるらしい」

 

ももこ

「めちゃくちゃに回転が速そう(笑)」

 

菜摘
ももこ

菜摘

「尾道の有名店」
「ここと別に行きつけがあるって聞いた
けど、そこで食べるの?」
「休みだった」

 

菜摘
ももこ
菜摘
 

「んな!?」
「パンク!?」
「確かに農園を出た辺りから、違和感が
あるって言ってたような」

 

菜摘
ももこ
菜摘
 

「後ろでよかったよ」
「で、どうするの?」
「このまま家まで帰るのは危険だろう。
距離は70kmだから帰れないこともないが」

 

ももこ「というわけで、三つ星のタイヤに交換してもらいました」

 

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