菜摘
瑠美子
 

「５１年間、おつかれさまでした」
「繁華街のど真ん中にある球場って
貴重なんだけど」

菜摘

「もう、下の垂れ幕が下がることもない」

瑠美子
菜摘
瑠美子

「昨日から並んでた人もいるそうね」
「ちと、雨が降り出した」
「中止になったらやってられないわね」

菜摘

「一応証明。　最終戦の外野自由席」

菜摘

瑠美子

「このうどんの歴史は、球場の歴史と
同じ」
「今日限りで閉店するとか聞いたけど」

菜摘


瑠美子

 

「緑は天ぷら、黄色がきつね、赤が肉。
でも実は、何を買っても窓口で変更
してもらえる」
「確かに『肉の人は他の券を買って
窓口で申し出てください』と、でかでかと
書いてあったわね（笑）」

菜摘

瑠美子
 

「言い方が悪いけど、味は別にどうって
ことはない。ちょっとダシが濃いめ」
「ここで食べる、ということに意味がある
のよね」

瑠美子

菜摘
 

「こちらはコンビニで発売されてた
専用パッケージの弁当」
「これとうどんを食べるとちょうどいい
分量になる。狙ってるよな（笑）」

菜摘

「最後の一戦、幕を開ける」

菜摘

「飛んでけ〜っ！」

瑠美子
菜摘
 

「ピ、ピッチャー！？」
「ある意味、『一番打たれては
いけない打者』だよな」

瑠美子

菜摘

「阪神発祥のように思われてるけど、
風船は広島発祥」
「裏には使うタイミングまで書かれてた」

菜摘 

「使用タイミング、その１」

菜摘
瑠美子
菜摘

「守護神、最後の一球」
「パスボール？」
「三振なので一塁へ送ってゲームセット」

菜摘

瑠美子
 

「最終戦、勝利。　球場を一周して
声援に応える」
「バックでは『宇宙戦艦ヤマト』が
流れっぱなし」

菜摘
瑠美子

菜摘

 

「近くのイタリアンレストランで夕食」
「やっぱカープの監督っていったら
ベース投げが思い浮かぶよね」
「投げたのはホームベースじゃねえぞ」
（プロの球場ではホームベースは
　埋められているとか……）