菜摘
瑠美子
菜摘
 

「はじまりは、終着地点から」
「ここへ来るために造られた鉄道ね」
「国鉄最悪の赤字路線としても有名
だったらしい」

菜摘
瑠美子

「その案内板とポイントが、残っている」
「歴史は結構長かったのよね」

瑠美子
菜摘

「これでちゃんと分岐できるの？」
「無理だろ…………」

菜摘

「元々、こういう場所だった」

瑠美子

菜摘

「奥に見えるブロック塀は、陸軍糧秣
支廠倉庫のモニュメント」
「このフェンスの中が宇品駅だったらしい」

菜摘 

「左の草むらが、廃線跡」

瑠美子
菜摘
 

「中に入るとこうなってる」
「宇品線はびっくりするぐらい、直線的に
線路が敷かれていたらしい」

菜摘
瑠美子

「少し走ると、こんなところがある」
「全然説明がないのよね」

瑠美子
菜摘

「線路、踏切、ホーム、信号」
「散歩道にもなっているらしい」

菜摘
瑠美子

菜摘
 

「元々、下大河駅のあった場所」
「国道２号線のバイパスができた後は、
ここまで来なくなっちゃったのよね」
「当時は２号線の信号を手動で変えて
通過していたらしい」

瑠美子

「そして、その説明」

菜摘

 

「先ほども書いたが、宇品線は恐ろしく
直線的。廃線跡にできた道路も恐ろしく
まっすぐだ」

瑠美子
 

「宇品線からほど近い場所にある中学の
前に建てられてた」

菜摘
瑠美子

「その中学の近くにある駅」
「ここにもモニュメントがいろいろ」

瑠美子
 

「実際とは少しだけ、位置がずれてる
らしいけど」

菜摘

「謎の像。　結構頻繁に着替えるそうで」

瑠美子
 

「実際は右のフェンスに囲まれた中が、
宇品線が走ってたところ」

菜摘
瑠美子
 

「元は宇品線の橋が架かっていた場所」
「横に並んで歩行者専用の橋もあった
みたい」

瑠美子


菜摘

「この辺は上を宇品線が越えてたから、
道路の方が潜ってたんだけど、今は
埋められてる」
「左右のガードレールが不自然だ」

菜摘
 

「０番線ホームを確認しようとしたら
変わった貨物を発見」

瑠美子

「この先が０番線ホーム。宇品線専用」

瑠美子

菜摘

「おまけ。　廃線跡すぐ横にある、
工事中の新球場」
「ずいぶん形になってきてるな」